La Marmotte(07.07.07)参戦記4

いよいよガリビエ峠への登りです。ここで改めてプロフィールを確認。標高420mのサンテマリからテレグラフ峠まで、距離約30km(峠道はもっと短い)、獲得標高1150mで、これから登りガリビエ峠は距離17km、獲得標高1212mらしい。ということは、おおざっぱに考えて日本のレースに当てはめると

ツールド草津やって、その後乗鞍のレース

ってなイメージかなと(標高だけで当てはめました)。登り始めには、よさげなホテルなどが林立しており、「ここでのんびりできたら最高だろうな〜」などと思いながら通過。いきなり結構な勾配で、この先が思いやられる展開です。こっから乗鞍ヒルクライムかと想定すると、しんどいな〜。


galibier1急勾配セクションが終わると、しばらくはダラダラ登り。距離だけは長くて参りますが、足自体にはやさしいので淡々と行けます。周りの景色が絶景!ツールでよく見るような光景が展開しております。すげ〜っす。
残り8kmの看板を通過するとともに、コースは右へ大きくターンする形に。右手を見るとそこには岩山がデーンとそびえ立ちます。これ登るの〜!?という思いが。結構足に来ている身には、この光景は堪えますね。予想通り、勾配がグッと上がり、しばらくするとさっきまで走っていた道が、ガードレールもない九十九折れから眼下に小さく見えます。ある意味絶景(笑)。この辺で選手と一言交わしたような気がしますが、内容は覚えておらず。残り6km地点に、今回お世話になった、エスペランスの久保さんがいたとのことですが、全然気が付かなかったです。


galibier2レース前から、かなりの危機意識を持って臨んでいました。それは、

ガリビエ越えなきゃ宿に戻れない
ガリビエ越えなきゃ宿に戻れない
ガリビエ越えなきゃ宿に戻れない

ということです(笑)。ここさえ越えれば後は下り基調なので何とかなりますが、万が一越えられずにリタイヤしたら、どーなるんだろうと。戻るったって、どこまで戻りゃいいんだい、て感じで。まあとにかく必死でしたね。

何とか残り1km地点まできまして、ここが頂上?などと勘違いしてましたが、上を見上げりゃさらに勾配が上がっております(悲)。ここまでもかなり青息吐息なのに困りました。仕方なく気持ちも新たに登り始めますが、ホントこの1kmは壁登ってるみたい。

しかし残り500mくらいに、沿道に観客が。皆に声援を送ってくれてます。今回、日本人だとわかるジャージを着ようと、TOJの時に熱意ある営業に思わず買ってしまったNippo 梅丹ジャージを着て行きました。で、すぐに日本人と認識して頂けまして「ガンバッテクダサ〜イ」の黄色い声援を頂いてパワーアップ!これは嬉しかったし元気が出ました!よーやくガリビエ峠へ到着だ〜っ!