マウンテンサイクリングin乗鞍当日(8.27)〜レース編〜


のりくらだはら
で、スタート!バン!となってからしばらく動かない。チャンピオンクラスといえども、300人弱いるわけで、仕方ないところか。もうちょっと速くなって権利主張できるようになればいい話。クリートも無事はめられた。最初の直線終わりでアライさんと並んだので「頑張りましょう」と声をかけておいた。自分のペースは周りよりは速く、どんどん抜いていく。しかし、本人的にはややゆっくりペースといったところで無理はしてない印象。休暇村を過ぎて、手前の集団に追いつくべくペースアップしとりつく。第一チェックポイントである三本滝ゲートの給水はもちろんパス。今年は給水所を右側に集約している。賢明だ。去年は両側にあって、トラブルのもとだったもんな〜。手前でねーちゃんがピタッっと止まった時には殺意が芽生えたしな。いやしかし、チャンピオンクラスは人少なくて走りやすい!おまけに静かなもんだから、レースなのかサイクリングなのか錯覚を起こしそうになる。もっとも、先頭集団はガリガリやってるんだろうけど。いつかその集団に入れたらいいんだけどな。

ゲート手前当たりからは周りのメンバーも固定されてきて、抜きつ抜かれつといった状態。ツキイチの場面も多かったけどね。これまで緩斜面だったが、思えばここまでは楽に感じた。ケイデンスもまあまあ高めで回せているし。今シーズンから投入したスコットは、やはりいいバイクな気がする。気持ちよく回せるケイデンスで走ってると、バイクとシンクロしたような感覚に陥る時があって、こういう時はホントに無の境地。ホイールの音しか聞こえない。

ゲートを過ぎてからは、だんだんキツイところも出始める。キツーっという場面で堪えていると、しばらくしてまた楽になる、を繰り返す感覚で進む。中間地点はそういえばこの辺りじゃ?と思うもないので、メーターで距離を確認。10.7kmくらいで29分15秒くらいだったような?なかなかいいペースだとは思ったが、なんせそんなこと気にした事、今回が初めてなもんだから、よく分からなかった。

でもって悪路登場!毎回通るけど、やっぱりキツイ!仕方ないが、ギヤも軽くしてしまうし。すぐにギヤ上げようかと思うも、手が反応せず(笑)。なんとか悪路3箇所を通過。最後のは、インが舗装されているのでインペタで。この辺は悪路もそうだが勾配も急だ。ここからいかに頑張れるかがタイムに直結するぞ、と心して走る。

手前の選手は緩斜面になったところでダンシングしてた。そーか加速する時、特にレース中盤以降で疲れも出始める時には、ダンシングでムリ無理加速していくのも手かな?と思って真似てみた。この辺で普段やらないor忘れる補給をとる(パワージェル)。腹に力が入った感じだ!と、暗示だけはかけておいた。

冷泉小屋を通過。もう?って印象。この辺から上は風が出てくるとつらいんだよな〜とか思いながら走る。第2チェックポイントの位ヶ原。「水〜」といって奥を案内される、手にとって頭からかぶる。ランディス走法(笑)。「選手は暑いんだよな〜」と係りの人が言っていた。その通りです。

森林限界を超えて、だんだん視界が開けてくる。ここまで自分が速いのか遅いのか、よく分からないが、確認する限りでは、13km/h以下になったことが無かったし、まあまあギヤも重めにできていて、21T、19Tあたりを多用できているところから判断して、多少は速いのでは?と思いながら走行。しかしキツさは今までと同じなんだよな〜(笑)。

残り5kmの看板。ここから残り2kmまでは我慢の走り。中盤で抜いた黒ジャージの選手が下ハン持ってダンシング状態で抜いていった。ここに来てそんな走りできますか〜すごいね!体力使いそうな走りだねしかし。この辺では周りの選手に付いていく作戦。なんとか頑張りました。あと2km看板通過。ここからはラストスパートだ!と思うも、意気込みに反して、たいして速度上がらず。しかし写真撮影にはカメラ目線だ!この余裕を走りに回したいところ。なぜかこの辺で、高橋尚子の言葉を思い出す。ラストでは周りの人に「ありがとう」と感謝しながら走っていたと。自分も普段お世話になっている人に感謝しながら走ることにした。

残り1kmを通過する際に、中間地点以来のタイム確認。1時間1分台だ。頑張れば5分切りも可能か?と思い、気合いを入れ直す。しかし体はあまり反応せず、というか最後って勾配も急だもんね。スパートかけたい、かけたつもりでも、おそらく傍目には、エッチラオッチラ走行になっているはずだ。ラスト100mくらいにさしかかると、沿道の方から拍手をもらう。本当にありがたいと思い、感謝の意を込めて手を振った。反応があって嬉しかったが、反応の良さからして今までの選手はそれどころではなく、必死だったのでそんなことしなかったのだろうと想像した。最後はダンシングでゴールまで!攣りそうな感覚があったが、そこでゴール!5分後半で通過。スタート前に宣言した5分台を出せて、まずはホッとした。と、同時に、ちょっと背伸びした目標でもあり、驚いたことも確か。ここ最近は野球大会と重なるので、どーしても乗鞍を目標にしずらくなっているので、余計に驚いた。

結果:チャンピオンクラス
1時間5分47秒 31位 総合47位