ツールドおきなわ:市民130km(11.12)

改めまして参戦記です。

前日もいつものように、気絶するがごとく寝られまして、いつでもどこでも寝られる自分に感謝した次第で。直前に教えてもらったTNIのミニボトルにパワージェルを3つ、水で溶かしたものを2つ用意しましたが、これが飲みやすかった。こんなの作るなんて、頭のいい人がいるもんだ。

で、タイムを云々される競技じゃないこともあり、あまりプレッシャーもなかったですね。どーしてだか不思議。初のおきなわということで、「レースという名の試走」という位置づけで、来年以降に向けた準備という感じで臨んだ次第。とはいえ、手ぇ抜いて走る気はないし、そんなことできる余裕はないだろうと思ってました。

スタート地点へ移動。宿泊したオクマリゾートは、受付場所だわ、スタート地点に近いわで、何かと便利。一応前の方に陣取ってみた。国際200kmが通過したときには盛り上がったね!

駐車場からスタート位置への移動でも、うまくやらないと前へ行けない。なるほど学びました。で、スタート!ペースがどうなるか心配したが、しばらく続く平坦基調では、ペースはそこそこ。あまり位置取りは関係ないかもと思ったね。イトセさんと挨拶しながら。

1回目の普久川の登り。さすがに1回目だけあって、ペースはそんなでもなく、常に先頭が見える位置に。勾配もアップダウンがあってペースをつかみにくいものの、急勾配はなく十分付いていける感じ。登り途中で、ばちもんさんが後ろから声かけてきてくれた!スタート地点で捜してて、見つからなかったのでひょっとして風邪引いたみたいだしDNS?と気をもんでいただけに嬉しかったですね。で、登り終了。下りもまあまあ踏めてたかな。

でもって東側へ出る。アップダウンの連続。ペースは落ちてまったりに。逃げを試みる選手が何名かいたけど、いずれも吸収されてたような。で、振り返ると、少なくとも奥の登りくらいまでは、インナー入れて徹底的に足を休ませるべきだったかと。この区間常に前から5番手くらいにはいたもんで。何も考えずに走ってたしなぁ。

で、下り基調〜平坦になるわけですが、この辺で足にきちゃってましたね。80km組スタート地点でも前の方にいたけど、登りで確実に置いて行かれる自信があった!再びばちもんさんと会話。登りで振るい落としが始まるから前に位置すべき!とのアドバイス。感謝感謝です。

で、二回目の普久川の登りですが、序盤で離されだして、あぁ足は正直ね、と思いながら、疲れも重なり走りはヘロヘロ。ばちもんさんに「休むな!」と励まされるも、相変わらず休憩モードに。ばちもんさんが行ってすぐだったかと思うが、疲れて視野が狭くなってたこともあって、前の選手を追い越そうとした際に、ハスってしまい、崩れた体勢立て直せずに転倒!疲れた時にも集中力を保たないといけないと学んだ次第で。何カ所か血に染まりました。あっジャージも破けましたゼ。

起きあがって自転車起こす。チェーンが前後とも外れてまして、少々手こずる。この時間がえらく長く感じた。何とか入れて再発進。メカトラが心配だったが、しばらく走ってギヤも変えてみたけど問題なさそうなのでひと安心。

しかし、当然ながら周りには誰もいなくなってまして、単走はペースが上がらず辛かった〜。しばらく走ってると、こぼれた選手がちらほら登場するも、ペースが合わないので単走変わらず。下りも同様。

で、国際200kmでこぼれた選手が3人くらいで走ってまして、そこそこなペースで走るので付いて走る。も1人130kの選手と集団形成。「会社の人に置いていかれた〜」と言ってました。しかし、登りに入ったら、国際の選手はペース上がらず。お役ご免なのか、ただ単に切れたのかは知りませんが、使えたのはここまでということで、再び単走。つ、辛いっす。

しばらくして「落車大丈夫ですか?」と声かけられた。おっと見られてたよ〜と、多少恥ずかしい気持ちもあったが、励まされて元気出ました。この選手とは最後まで一緒の集団だったような。

そうこうしてるうちに、慶佐次あたりだったか、うしろから集団がせまってきて「市民200km組?」かと思ったら、ゼッケン黄色。飛び乗ってそのまま集団形成。いやぁ集団だとペース速いというのを実感させられた次第で。かなり足にはきちゃってるが、何とかだましだまし走れるもんなのね。落車したときには既に足にもきてて、どーなることかと思ったがなぁ。

で、源河までの登りですが、あぁ登りか、くらいには思ったんだけど、キツイとか全然なかったなー。遅れてる身で偉そうですが。キツイ話はさんざんネットでも見たので覚悟してたんですが、覚悟しすぎ?海まで出た時には「あら?ひょっとして登り終了っすか?」などと思ったよーん。

そこからは集団の中にいたのもあって、まああっという間にゴール前でした。残り3kmくらいからペースアップしだして、最後まで。80km組もいたし、大集団だったこともあり、身動きとれず。まあこの順位でマジスプリントやる必要もないだろ、って皆思っていたに違いない。そのままゴール。集団の中ではそこそこ前めだったと思う。結果は54位でした。

ちょっと消化不良な展開でしたが、ロードレースの醍醐味は味わえたと思う。面白いね!

考えてみれば、100km超の距離を高強度で走り通すなんて練習は、ほとんどしてなかったし、足に来るのも当然ですね。ヒルクラとは大違いだし、競技が違うことを痛感させられました。ばちもんさんの臨戦課程を見れば、好成績を取るには何すべきかはよく分かりました。しかし、ばちもんさん風邪引いてあの走りだよ!尊敬します。

ヒルクラでは今年はそこそこ行けたので、ここいらで「失敗パターン」ができた。落車もいい薬です。気ぃ抜いて走るとこうなる、という見事な教訓ですな。悔しいというより、また来年に向けて気合い入ったって感じですね。頑張るゼ!