F1日本GP総括

金、土、日の各日レポートは後で書くとして、総括してみます。

まず、スプーンカープ(自由席)で観戦できてよかったということですね。マシンが向こう正面からやってきて、ぐるーっと後ろを向くまでの姿勢変化が終始見られるということと、アクセルとブレーキの微妙なオンオフの使い方や、マシン毎のライン取りの特徴などなど、1地点で3日間見てると、よ〜く分かります。失敗してケツ振ったり、コースオフしたりする時も、その前兆から「やっちまいそう」と察することもできる。これは現場で、しかもココでしか味わえない!モニターがあれば最高だったが、まあ自由席だし、主催者からすれば自由席は席にあらず、って感じで、どこも置いてませんが(笑)、それでも最後の鈴鹿で堪能させていただきました。

シューマッハのエンジントラブルは非常に残念!ですが、今年の走りをトータルで考えると、ルノー&フェルナンドに軍配が上がると思うんですよね。マスダンパーにしたって、個人的にはあんなのどー見ても空力可動物じゃないし、あれ禁止された直後には、かなりルノーの戦闘力はダウンしたのを終盤にきて、ここまで持ち直してきたあたりは、さすがとしか言いようがないっす。なので、フェルナンドのチャンピオンというのは、落ち着くところに落ち着いたのかな、という印象です。

ここにきてシューマッハが俄然善玉、フェルナンドが悪玉の図式が出来上がってますが、昔はシュー兄なんか悪玉の代表みたいに取り上げられてたわけで、マスコミの影響恐るべしといったところですね。

スプーンまでの行程を3日間こなすと、ちょっとしたトレッキングみたいで、それはハードでしたが(笑)、苦労のかいがあったってもんです。

しかし16万人が、3日間ひとつの為だけに行動するというイベントも、なかなかないですねこれが。ものすごいパワーを感じた次第で。疲れ果てましたがまた来年富士にも行くんでしょう!こういうイベント事に欠かせない、素晴らしい出会いもあったわけですしね。動向された皆さん来年もよろしく。